加藤三千生さんが新メンバーとして加わりました。

加藤さんは代表の森とは30年以上の旧知の仲です。この方がいなかったらリペアマスターは存在していませんでした。80年代後半、あるきっかけでドイツ・ケーニッヒ社の補修ツールを入手したことをきっかけに補修業に参入、「NCCリペア」を立ち上げたその人です。当時は主に引越業者を対象に破損した家具のリペア業務を展開し、その仕上がりの完璧さゆえ依頼主から「神の手」と称されるほど、オンリーワン的な存在でした。現在補修業界で最王手の、B社の当時の社長だったH氏が、名古屋進出前に加藤さんを訪ねてくださったとき「名古屋の仕事を頼みたい」とのことばをお断りした逸話もあります。
リペアマスターの創業年として位置付けている「1,993年」はこの年、加藤さんが家具補修の修業のため渡米したときに初心者だった私、森がお供をさせていただき、はじめて本物の補修技術を目の当たりにした経験に由来しています。現在使用しているリペアマスターのワッペンには、Est.1993の文字が刺繍されています。

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加藤さんは現在、鈴鹿市でギターのリペアショップを経営しており、今回は協力メンバーという形でリペアマスターに参加してくださることになりました。特に三重県方面の現場でお目にかかるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。